神奈川大学 工学部 電気電子情報工学科

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Department of Electrical,Electronics and Information Engineering

センサレス&トランスミッションレス!日本初の「電気自動車」開発ドキュメント

2章 「完成」 ~走り出した技術の結晶~

試験走行

2000年初夏、主駆動モータ(誘導モータ)に位置速度センサを必要としない、さらにはトランスミッションも必要としない電気自動車、ST-EV新1号(シンイチゴウ)の概成にこぎつけた。 しかし、期待した走行性能を発揮しうるのか、車検を合格し公道走行可能な性能を発揮しうるのか、自信の中にも不安があった。概成後直ちに、横浜キャンパスのグランドで、試験走行を開始した。 体育の授業、部活動などの合間をぬうように、早朝、夕刻、そして週末に試験走行を繰り返した。

車検への挑戦

公道走行可能な基本性能を得たのは、2000年の初冬であった。公道走行を行うには、走行性能に加えて、「車検」に合格しなければならない。ST-EV新1号の躯体は、ガソリン車を流用改造したものである。改造・変更部分すべてが、検査対象となった。 「車検」の勉強と合格に向けたST-EV新1号の再改造を実施した。翌年1月第1回車検に挑戦するも、アウト。直ちに再々改造に着手、翌2月再挑戦。そして「納得いくEV」を意味するナンバー7919を得た。21世紀の初年2月16日のことであった。
企業の調査を待つST-EV新1号

企業の調査を待つST-EV新1号

電気自動車モータショー(EVS22、パシフィコ横浜)のST-EV新1号

電気自動車モータショー(EVS22、パシフィコ横浜)のST-EV新1号

メディアへの出演

試験走行成功直後から、独自技術のEV開発に対するメディア出演の依頼が殺到し始めた。読売、毎日、朝日、神奈川、東京、湘南、日刊工業、産経、日経産業、Trigger、Plant Engineer、Science & Technology、機械設計・・・、いくつの新聞紙面と業界雑誌の記事になったのであろうか。忘れがたいのは、神奈川TV、NHKでのニュース出演である。 初夏には、環境省の要請でエコカーワールド(代々木公園)に大手メーカEVと並んで展示出演し、秋には東京ビッグサイト(インターマック)に、翌2002年春には幕張メッセ(モータ技術展)に出張出演をした。
ST-EV新1号の試験走行成功を伝える記事(神奈川新聞)

ST-EV新1号の試験走行成功を伝える記事
(神奈川新聞)

ST-EV新1号の試験走行成功を伝える記事(朝日新聞)

ST-EV新1号の試験走行成功を伝える記事
(朝日新聞)

ST-EV新1号の試験走行成功を伝える記事(日刊工業新聞)

ST-EV新1号の試験走行成功を伝える記事
(日刊工業新聞)