将来の夢に向かって、来て、見て、実感! 工学部 電気電子情報工学科 OPEN CAMPUS 2024

2024年8月1日(木)、2日(金)、3日(土)の3日間、「OPEN CAMPUS 2024」が開催されました。ここでは晴天に恵まれた8月2日(金)に横浜キャンパスで開催された「研究室見学ツアー」の様子をご紹介します。
連日35℃を超える暑さの中、開場を待つ人たちの列が正面入口から遠くまで続き、受付開始と同時に会場内に移動する人の流れと学生の案内する声でキャンパス全体が活気に満ちていました。3号館306教室では本学科の特長の解説を中心に「学部学科紹介」がおこなわれた後、在学生の誘導で学科の実験を体験できる「体験プログラム」と、普段見ることができない貴重な機会の「研究室見学ツアー」に分かれ、各々の目的に合わせオープンキャンパスの催しに参加していました。

VISIT REPORT
LABORATORY
1
「生体・環境計測研究室」
電気と情報を用いた代表的な5つの研究の説明がありました。胎児の状態などを診断するエコー技術の高精度・高機能化の研究、水中生物に対する人工雑音の影響調査、音の指向性をコントロールするパラメトリックスピーカーの配置提案、IoTとAIを応用した物体位置検知、マルチメディア技術を連携したAI環境検知などの紹介がありました。
会場のヒトコマ
開場前から入場を待つ人で長蛇の列ができていました。事前登録のQRコードを表示したスマホで入場受付をしていました。
VISIT REPORT
LABORATORY
2
「未来エネルギー工学研究室」
近年のエネルギー資源の枯渇により、持続可能な新しいエネルギーへの転換が急務となっています。そのような流れの中、再生可能エネルギーに着目し太陽電池などに使用する薄い膜をつくるための「4つの分野での研究」の紹介があり、実験で使用する装置の役割と研究内容をスライドを用いて解りやすく説明していました。
会場のヒトコマ
薄曇りの空模様から一転して夏の日差しが差し込む青空に。持参した日傘やハンディ扇風機が大活躍していました。
VISIT REPORT
LABORATORY
3
「信号解析研究室」
信号処理と時間周波数解析に関する研究をおこなっている信号解析研究室。波形を用いた「音」の解析をエレキギターの音色を例に紹介。「画像」のエッジ検出、ノイズ除去の方法など研究内容の紹介もありました。後半では研究の進め方や必要な知識、信号解析研究室に「向いている人」など研究以外の説明もありました。
会場のヒトコマ
熱中症予防に大きな氷で冷やした神大オリジナルウォーターとミスト噴霧器が暑さを和らげていました。
VISIT REPORT
LABORATORY
4
「波動電子工学研究室」
暮らしに役立つ「電磁波を利用した回路と無線技術」「電磁材料」の研究をおこなっており、目に見えない電磁波が存在することを証明する装置の説明や、次世代の新しい電磁波・光デバイスの開発について新しい太陽電池や超大容量光メモリへの応用の紹介がありました。また、研究室での活動報告や就職先など「進路」についても具体的な説明もありました。
会場のヒトコマ
3号館3階にある学科紹介ブースで、各学科の紹介が入ったオリジナルうちわを配布していました。
VISIT REPORT
LABORATORY
5
「電力・エネルギーシステム研究室」
「エネルギー問題」や「調整力」などの研究をおこなっており「電力経済シミュレーション」や「風力発電の制御・出力推計」のためのツール開発の紹介がありました。また、研究の進め方や設備の説明もあり、研究室にあるハイスペックPCでシミュレーションをおこない、他研究室や他大学との共同研究を進めている旨の説明がありました。
会場のヒトコマ
先生と話そうコーナーには編入を希望する学生の姿が。担当の先生が資料を使って学生の質問に答えていました。
VISIT REPORT
LABORATORY
6
「半導体工学研究室」
DNA班とペルチェ班の学生による研究内容の説明がありました。その後、研究に限らず神奈川大学での学生生活など一般的な質問も含め質疑応答がおこなわれ、大学院に進んだ場合のその後の進路や、機械と電気どちらを専攻するか悩んでいる受験生からの質問があり、学生自ら質問への回答ををおこなっていました。
会場のヒトコマ
3号館の屋内で宇宙エレベータの展示があり、実機での実演や大会の動画を通じてプロジェクトの目的を紹介していました。
満員御礼!
「学科紹介」「体験型イベント」が「3号館301教室」で行われました。
「学科紹介」
本学科の山口先生より学部の簡単な説明と合わせ、学科の特長についてスライドとパンフレットに沿って説明がありました。学科の名前にもある「電気」「電子」「情報」と「通信」の4つの分野を一度に「深く学ぶ」ことが出来ること。少人数の実験・実習による技術者育成課程の説明、横断プログラムによる「広く学ぶ」ことの利点や「資格・進路」の説明があり、学科を志望する学生が気になる「入試制度」や「奨学金制度」など学生に対する手厚いサポートの説明がありました。参加者は配布された資料とスライドを見ながら真剣な眼差しで先生の説明を聞いていました。
「体験型イベント」
普段、学科の3年生が実際におこなっている学生実験の中の1つを体験してみる「学科体験イベント」に多くの方が参加しました。テーマは「スマホでIoT体験」。予め用意されたキットとPCを使い、簡単なプログラムを通じてキットに含まれる色々な機材を自分のスマホで遠隔操作する内容で、学科の特長である「ハード」と「ソフト」を「通信」で連動させることで実現する利便性向上の体験や、基本的な仕組みを理解した上でそれらを組み合わせることで社会に役立つ新しいものを創り出していくことを楽しみながら体験する実践型のイベントでした。