前回はまだ完成できていなかったラジコン戦車を完成させました。しかしながら、まだ動かすことはできないんです。 戦車に搭載したラズパイにブルートゥースという無線で操縦指示を送信することで、前進や後退、回転ができるのですが、そのコントローラーとなるスマートフォンアプリがアンドロイドにのみ対応していて、僕たちの持っているiPhoneではできないからです。 アンドロイドのスマートフォンを持っているサークルメンバーもいるのですが、1日中借りるわけにはいきませんので。
活動内容のポスター展示と戦車などの実物展示のみを行い、展示スペースに来られた人に説明をさせてもらいました。「テクノフェスタ」には、午前中は学内の先生方が比較的多く来られて、学生のものづくりへの取り組みを興味深そうに見ておられました。 午後からは、入学を検討している高校生や本学の学生も来場すると思います。
工作を趣味でやっているだけでは、自己満足で終わると思います。その点、このサークルでは「テクノフェスタ」での発表を目標にして活動できますし、実際に「テクノフェスタ」で発表すると達成感のようなものを感じます。 活動してきたことをカタチにして人に説明し、反応が得られるので、手応えがあるんです。 「サークル」と「テクノフェスタ」のセットによって、学べる要素が大きいのではないでしょうか。
隣で発表している、ロボットをつくるサークルの人と話したのですが、「自分たちはハードには強いけれども、ソフトには弱い」と言っていました。その点、僕たちのサークルではIoT的にハードにもソフトにもタッチします。 ラズパイ戦車では、戦車をコントロールする制御ソフトをLinux(リナックス)というOSの上にプログラミングするわけですが、制御ソフトはハードのことも理解する必要があるので、いい勉強ができるサークルだと再認識しました。
展示を見に来る学生に、サークルへの入部を勧誘したいです。 このサークルはものづくりの楽しさや面白さが大いに実感できるので、このラジコン戦車や次のテーマの「AIスピーカー」を前面に出してアピールしたいと思います。
僕は通信関連企業のハード部門に行きます。ハードを設計する上でソフトへの対応は不可欠のものなので、サークルにおいてラズパイを通じてソフトを学んだ経験は直接的に役に立つと思います。 また、ハードを思うように動かせる制御ソフトの魅力も感じることができたので、実際にそんな仕事ができることが楽しみでもあります。
僕は自動車関連の企業にエンジニアとして入ります。エンジニアの先輩には、ラズパイを使ったことがある人がたくさんいると思うので、接点にできるかなと。
そのラズパイは、サークルの土屋先生からサーバーとして使うことができると教わりました。すると、いろいろなことに応用できるはずなので、できることを調べてみたいとも思っています。
もう一つ、サークル活動で学べたのは、チームワークです。キットを組み立てるだけでも、チームで1つのものをつくる作業の大切さを学べました。人によって細かな作業が得意だったり、ソフトのプログラミングが得意だったりと様々です。
そういったそれぞれの長所を認識できることで補い合い、全体をスムーズに運ばせることができます。お互い、自分の強みを生かせることで作業が楽しくなるし、周りの役にも立てて嬉しいですよね。
卒業研究などの学業が優先ですが、ラジコン戦車の未完成部分である、スマートフォンのコントローラーを完成させたいです。 現状、アンドロイドにしか対応していない制御ソフトを、iOSでも使えるようにプログラミングにチャレンジしたい。 そのためには、いろいろ自力で調べなければなりませんが。 でも、自力で調べるということも、会社に入ってから求められることだと思うので、いい練習になると思っています。
ラジコン戦車のほかに、AIスピーカーが仕掛り中です。 これはサークルの次のテーマになると思いますが、いわばアマゾンのAIスピーカー「アレクサ」のミニチュア版です。 今最もホットなデバイスなので、関心は高いのではないかと思います。 このことをアピールして、メンバーの勧誘に繋げたいですね。
実際の現場では知識があるだけではダメで、経験がものをいうと思います。 このサークルでは、大学での理論や学術的な机上の勉強だけでなく、実際にものづくりを経験できるメリットを感じました。 テキストで勉強してもわからなかったことが、実際につくってみるとわかるということがありました。 何事も実践してみることが大事だということが学べましたね。また、チーム作業の重要性も感じました。 一緒につくっていたメンバーが途中で抜けたことがあり、それまでの楽さが際立ったのです。 自分1人より2人のほうが効率的に早くつくれるので、早く完成させるにはチームワークに限ると感じました。
このサークルに入るまで知らなかったラズパイの存在を知ることができたのが、一番大きかったです。 ラズパイにできることで、まだまだ知らないところがたくさんあるので、これからも勉強し続けたいと思っています。
まずは「ものづくり・電子工作テクノサークル」に入って、初心者からものづくりの楽しさを実感してほしいと思います!
自分たちの代が実現できなかった「AIスピーカー」を完成させてほしいですし、ラズパイに限らずいろんなものづくりに取り組むきっかけとして、サークルを生かしてほしいと思います!