研究室紹介 Laboratory LINE UP

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電子回路工学研究室

初期視覚モデルを応用した時間ディジタル変換回路の研究

人の目の網膜の働きは初期視覚モデルと呼ばれるモデルで表現されています。レンズ(水晶体)を通して網膜に写し出される像は、視細胞により電気信号に変換されます。その精緻な仕組みは初期視覚モデルにより表現されています。電子回路研究の立場では、視細胞はトランジスタを類推させます。 トランジスタ同様、視細胞には、個体差が大きいと思われますが、初期視覚モデルでは、個体差があってもきれいに画像を表現する仕組みが示されています。 研究では、この仕組みを、自動車に搭載されるレーダーに応用することで、対象物までの距離を精度よく計測したり、医療用イメージングのひとつであるPET画像の解像度を高めるための研究を行っています。

電子回路工学

試作回路の評価用実体顕微鏡

今川 貴博さん

温かい雰囲気の研究室で電子回路工学を学べた

電子回路工学について深く知りたいと思い、この研究室に入りました。 私は素子のヒステリシスコンパレータを用いたDC-DCコンバータの性能の向上について研究しています。

  • 島 健 教授

    [連絡先]

    shima@kanagawa-u.ac.jp

  • 斎藤 温 特別助教

    [連絡先]

    atsushi-saitou@kanagawa-u.ac.jp

[主な担当科目]

島:電子回路T・U,集積回路工学,電気電子情報実験V

斎藤:電気電子情報実験V・W

  • 研究分野

    ・電子回路工学・集積回路工学

  • 研究内容

    CMOSアナログ集積回路の研究。

  • 研究題目

    広帯域演算増幅器、高速AD変換器、超高速ΔΣ変換器、初期視覚モデルの応用による時間ディジタル変換回路。

  • 研究紹介

    自動車電装部品、情報通信機器、医療機器などに広く集積回路は利用されています。集積回路にはアナログ集積回路とデジタル集積回路があります。 当研究室ではアナログ集積回路の研究を行っています。アナログ集積回路の機能向上には、発振回路、演算増幅器、OTA、基準電源、DCDCコンバータなどの要素回路の研究が不可欠です。 図1は本研究室で考案された新しい発振回路です。この回路の図2のような波形で発振します。特徴は発振周波数は3段のリング発振器のままで、ユニット回路の数を増やすと限りなく小さな位相差の信号を合成することができることです。

発表論文

1)論文:Noise Reduction Technique of Switched-Capacitor Low-Pass Filter Using Adaptive Configuration, 電子情報通信学会論文誌, Vol.E99-A, No.2, 2016.
2)国際会議:A High Resolution Time-to-Digital Converter Utilizing Coupled Oscillator, ORIGAMI, Proc. of IEEE ECCTD, 2015.
3)国際会議:Design of Low-Noise Switched-Capacitor Low-Pass Filters with Adaptive Configuration,Proc. of IEEE ECCTD, 2015.
4)論文:双方向結合による配列型CMOSリング発振器の提案,電気学会論文誌C,Vol.131, 2011.