僕らの就活記録室
山本 優斗 内山 雅貴
Vol.1『やりたいことを仕事にするための方法』
僕らがたどり着いた「やりたい仕事」 山本

今日は内定者同士の対談ということで、情報交換も兼ねていろいろ話せればと思います。とりあえず(笑)、はじめまして。

内山

こちらこそ、はじめまして。よろしくお願いいたします(笑)。

山本

じゃあ、まずは自己紹介。僕は学部の4年次に、当時電気系の学科で珍しかったロボットを研究している渡辺研究室に所属して、その後は大学院に進学して盲導犬ロボットについて研究していました。内定先は、自動車や携帯電話などの製品を生産する工場で様々な働きをする自動制御機器を製造・開発する機械メーカです。

内山

僕は3年生から遠藤研究室に所属していて、生体医療やガン治療にまつわる超音波診断装置の研究をしていました。・・・例えばガン細胞だけに超音波を当てて治療する実験や、他の部位への影響などですかね。内定先は大手自動車メーカです。

山本

いきなりだけど(笑)、生体医療の研究をしていて、なぜ自動車メーカに?

内山

僕には「電気自動車を世界に普及させたい」という大きな夢があって、それを叶えるためには自分を成長させなければならないと思ったんです。なので、研究室を選ぶ時に、いろいろな研究室を見て回ったけど、指導教授の人柄や指導方法とか、個人的に一番「成長できる」と思ったのが遠藤研究室だったんですね。山本さんはどうして盲導犬のロボットの研究から制御系のロボット開発の仕事に?

山本

盲導犬のロボットの研究をしていたのは、目の不自由な方に対して盲導犬の需要と供給のバランスがとれていないということを知って、それの手助けとして介助ロボットを開発したいと思ったからなんです。それで、大学院で研究している中で、モノづくりにはロボットが欠かせないことを知ったり、その仕事がしたいと思ったからなんだ。

内山

そういう風に考え方が変わったのが大学院なんですかね?ちなみに最初から大学院への進学は考えていたんですか?

山本

高校生の頃から大学院への進学を視野に入れていましたね。学部卒業の時にも就職活動してみたけど、結局大学院に進んで。でも、研究や勉強をしていく中で機械関係の企業に興味が湧いて、結果的に自分の興味の元となる研究や知識が活かせそうな企業が見つかったので運がよかったと思います。

内山

僕は夢というゴールが決まっていたので、学部生でチャレンジできるのであれば、と内定を貰った企業一本に絞って就職活動に専念しました。その甲斐あって内定貰えたので思いが通じたのかと(笑)。

山本

やっぱり就職活動に必要なのは、こういう強い思いだったり、信念だったり、意識なのかな。

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僕らが将来やりたいこと。 山本

僕はロボットの開発を通じてモノづくりで生産技術の向上を支えていきたいと思っているけど、なぜ内山くんは電気自動車を世界に普及させたいと考えているの?

内山

将来ずっと向き合っていかなければならない環境問題やエネルギー問題を解決するには、電気自動車を普及させるのが効果的だと思うんです。そしてそれを実現できそうなのが、電気自動車を国内で初めて販売した会社なんです。将来、街中を走っているたくさんの電気自動車を眺めて、「ああ、自分がやってきた仕事なんだな」と思いたいですね。

山本

そういう「縁の下の力持ち」的な仕事って憧れるよね。自分がロボット開発を通じてやりたい仕事も、そういった考えに賛成だなあ。遠回りしてでも技術で問題を解決しちゃうとか、自分の関わったアイデアや製品が世の中を良くしていく感動を味わってみたいね。

内山

僕の場合さらに、世の中にないものを広めていくということや、そう考えている企業の戦略・先見性にも共感を得られたことが、夢の決め手になりましたね。

山本

ずっと夢に向かって進んで来たエネルギーはすごいね。将来、電気自動車を見かけたら、この出会いを思い出すだろうね(笑)。

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工学に興味を持ったきっかけ。 内山

僕は自動車メーカーに内定が決まったのに、車の知識不足を感じて猛勉強中なんですが、山本さんはロボットに興味を持ったり、工学の世界を目指すことになったきっかけというか、原始体験は何ですか?

山本

やっぱり子供の頃の鉄道に対する憧れですかね。外見やメカニズムに対する興味、小さい子供だったら誰でも持っているような。次第に成長してくると、運行システムや運輸関係にも興味が湧いてきて、現在に至る、と(笑)。

内山

(笑)。でも、実際、そういった体験から興味を持ってエンジニアを目指すっていう人は多いですよね。あと、僕もそうですが、ロボットって、マンガやアニメのSFというイメージがありますね。

山本

乗り物っていう身近な存在が子供にとって好奇心の対象になるのは、必然かもしれないね。実際、研究室でマイコン制御による鉄道模型ハンドルの制作ができたらいいな、と思っていたけど、それだと学校の研究分野から外れているので、ロボットを勧められたんです。

内山

興味の対象が研究の対象になったわけですね。僕は大学2年の時に電気自動車に興味を持ったので、電気自動車を研究している新中研究室に進もうと思ったのですが、研究自体で成果をあげるというよりは、研究の結果を出すためにどうやって努力するか、という能力を身につけたかったので、敢えて違う道を選びました。それに、自分なら目指す進路と直接関係しない研究室でも大丈夫だと思いました。

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大学・大学院という成長の場 山本

後輩の人達から就職の相談を受ける時に「大学院ってどうですか?」って訊かれることも多いけど、大学院での2年間は、自分の強みを獲得したり自分が変わるための期間だと思う。この期間で変わらないと企業にとって学部卒生との差が見えなくてしまうからね。内山さんは進学を考えていなかった?

内山

進学も視野に入れていたのですが、夢を追いかけていました(笑)。ただ、学科での4年間でも勉強や知識だけでなく、多くの人との出会いが自分を成長させてくれたと思います。いろいろな考え方の人や、人生の先輩でもあり、研究の先駆者でもある教授の方々に出会えたのは一生の宝だと思います。

山本

将来の夢があったり、なかったり、性格や出会いといった不確定な要素もあるけど、個人的に思うのは、大学院に進学するのは明確な意識を持っている人の方がオススメかな。

内山

あと、大学院に進むと研究室で後輩の人達に指導することもありますよね?

山本

そう。自分達の研究を説明して一緒に実験したり、レポートをまとめたり。この経験は、エンジニアとして必要なコミュニケーション能力を身に付けるのに役立ったね。企業にとってエンジニアに求められるスキルとして、コミュニケーション能力は欠かせないから。卒論発表会で試される、研究内容を伝えるというプレゼン能力も必須だね。

内山

僕は教えてもらう側だったけど、こうして対談させていただいて、改めて勉強になります。

山本

いや、後輩の人達と話すと自分達とは違う感覚を持っていて、そういう中に身を置くと、こっちもいい刺激になるよ。

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